▪︎ 口コミ
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気になる点
⚠【デメリット】1.自主性が必要な環境ゆえ、受け身の人にはやや厳しい「手厚い指導がある」とはいえ、あくまで“自分から動く”人へのリターンが大きい病院です。反対に、受け身で指示待ち型の人だと、チャンスをもらえずに終わってしまう可能性もあります。見学中も、「動きが鈍い学生には話しかけない雰囲気」の先生も一部にいて、合う合わないはあると思いました。2.選べる研修科は多いが、人気科への偏りもある形成外科や救急、小児科といった人気科は非常に充実していますが、それ以外のマイナー科(皮膚科、精神科など)は研修枠が限られていたり、外部での研修を要する場合もあるとのことでした。自分の志望科によっては、やや融通がききにくい可能性があります。3.立地的に通勤がやや不便なケースも大阪市旭区という場所は、梅田やなんばから電車で30分弱程度。遠方から通う人にとっては、やや不便さを感じる立地かもしれません。ただ、研修医用の宿舎が用意されているため、希望者は通勤ストレスを軽減できます。
良い点
私が大阪市立総合医療センターを見学して強く感じたのは、**「教育と実践のバランスが非常に取れた病院」**だということです。総合医療センターという名前の通り、多くの専門診療科が集結しており、症例数は大阪府内でもトップクラス。とくに救急・形成・小児・移植・がん治療の分野は非常に力が入っており、初期研修医の段階から多様な患者背景と高度医療に触れられることは、大きな魅力に感じました。⸻🌟【メリット】1.圧倒的な症例数と幅広い科の選択肢まず目を引くのは、やはり症例の多さと種類の豊富さです。三次救急も担っており、重症例が多数搬送されてくる一方で、地域の中核病院として慢性疾患の患者さんも多く、commonとrareの両方にバランスよく触れられる環境が整っています。内科・外科・救急・小児・周産期・形成・移植まで網羅しており、ローテートの幅が非常に広い点は、専門志望が決まっていない研修医にとって特に有利です。2.指導体制の手厚さ見学中に感じたのは、どの科でも**「教育しよう」という意識がしっかりあること」**でした。たとえば回診中やカンファレンスでも、学生や研修医の発言をしっかり拾ってくれる姿勢があり、質問にも丁寧に答えてくれました。特に形成外科や救急科では「見学に来てる学生でも、一緒に手技やケースレビューをさせてくれる」雰囲気がありました。初期研修医にも実際に手を動かす機会が多いとのことで、「見学だけで終わらせない研修」ができると感じました。3.研修医の裁量が大きく、積極的な人ほど得られるものが多い研修医の立場は、「言われたことをやる」よりも**「自分からやりに行く」姿勢が評価され、チャンスが与えられる**風土です。救急外来では初期対応を任せてもらえる機会があり、内科でもファーストタッチを積極的に研修医に振ってくれるため、自分で考え・動く能力が自然と育ちます。4.働く環境の安定性と福利厚生大阪市立ということで待遇も安定しており、研修医の給与も比較的良く、宿舎や食事の補助も整っています。また、女性医師や育児中の研修医に対するサポートも手厚いと感じました。医局による上下関係が強すぎないため、相談しやすい環境という声も聞かれました。