良い点

基本的に時間外労働などなく、あった場合でもしっかり残業代が出るとのこと。また、土日の出勤等もない。宿舎は月8000円と安く、宿舎以外の住居を自分で探す場合でも補助が出るのでかなり良い。選択期間が長く、1年目の1月以降、選択科を回れるとのことだった。下呂温泉病院自体には常勤医のいない診療科も多いが、ある程度の期間であれば大学病院等で研修することも可能とのこと。また、内科研修等と並行して外勤の先生が来る時だけマイナー科を回る、などの組み方もできるようだった。比較的自由度が高いように思う。手技系をマストで行う必要はないが、希望すればルート確保、エコー、心電図などいろいろやらせてもらえるとのことだった。大学病院等で研修する際には(小児科や麻酔科は大学で研修する)、各自マンスリーマンションなどを契約するが、こちらについても補助が出る。当直は月4回で、入る日程は希望制。当直の部屋は個室で、お茶や軽食の支給もあるそう。また、病院全体が非常に綺麗(10年ほど前に新築されたとのこと)。学会参加などを行う場合、年1回補助が出るとのこと。高齢者の多い地域であり、医療面・社会面で多様な問題を抱えた患者さんをみることができそう。総合診療的な性格が強そうで魅力的に感じた。

気になる点

当直明けに帰れないのがネック。ただ、当直自体、睡眠時間をある程度は確保できるようだった。体力に自信がなければ金曜日・土曜日に当直を希望するなど、自分で調整することはできそう。患者さんについては、循環器カテーテルや脳神経外科をやっていないことから、心筋梗塞や脳卒中の対応は下呂温泉病院では完結しないとのこと。また、立地がやはり難ありかもしれない。岐阜駅から普通列車で2時間かかる。近くの市街地である高山までも普通列車だと1時間。列車の頻度も少ないため、車が必要になりそう。下呂温泉周囲には個人経営のカフェや飲食店はあるが、マックやスタバなどのお店はなく、都会暮らしに慣れているとかなり不便を感じるかもしれない。スーパーやコンビニはある(セブンはない)病院にはコンビニではなく売店が一つある。